なんか納得がいかないUVI Workstationのバージョンアップ

Ultimate Sound Bankという会社のUVI Workstationというソフトを使っているのですが、昨年末に新しいバージョンがリリースされました。

 

正確に言うと、もともとUltra Focusというソフトを使っていたのです。

 

これは古今東西のいろいろなシンセサイザーの音色をサンプリングしたソフトで、プリセットを読み込んで鳴らすだけではなく、標準的なアナログシンセサイザーとほぼ同等のエディット能力がありました。Ultra Focusのプリセットの中には、有名なシンセサイザーのオシレーターの音をサンプリングしたものもありまして、それを元にしたシンセサイズも可能だったわけです。

 

その後、ライブラリのフォーマットが変わり、そのライブラリをプレーヤーソフトで読み込んで利用するという製品ラインナップになりました。そのプレーヤーソフトがUVI Workstationというわけです。

 

ライブラリのアップグレードは有償だったのですが、旧バージョンのソフトがいつまでサポートされるかわからないという不安と、ほかのライブラリとのバンドルがユーザー限定のお買い得価格だったこともあって、1年ほど前からUVI Workstationを利用するようになりました。

 

利用し始めたころのバージョンでは、以前使っていたソフトと同等のエディット機能が搭載されており、特に不満もなく使っていたわけです。

 

ところが、昨年末のバージョンアップ後に情報を集めていると、どうも「詳細なエディットができなくなった」みたいな書き込みを複数箇所で見つけました。自分でもマニュアルをダウンロードして確認してみましたが、確かに以前のバージョンのようなエディットはできないようです。「Mach Fiveでライブラリを読み込むと詳細なパラメーターのエディットができます」みたいなこと言われても、もともと本体で細かくエディットできる製品を導入して、そこからアップグレードしたユーザーとしては、なんか納得がいきません。新しいバージョンをインストールすると、古いバージョンを上書きするようですし。

 

情報を集めた中で、事情通っぽい人の書き込みによると、「エディット機能は本体ではなくライブラリに依存するようになった。既存のライブラリは、新バージョンの本体向けのアップデートが提供される」らしいので、何らかのアナウンスがあるまではバージョンアップを控えておこうと思います。

 

ところでこの事情通の人は、なんでそんなことご存じなんでしょうね。海外のBBSをまめにチェックしてればそういう情報あるのかな?それとも代理店の中の人でしょうか。