星新一 ショートショート1001

価格的に勇気のいる買物でしたが、星新一さんのショートショート作品を文庫本未収録作品も含めて全部収録しているという、『星新一 ショートショート1001』を先日購入しました。作品集ごとに時系列に沿って収録されています。

 

星新一さんの作品に初めて触れたのは中学生の時で、当時のぼくにはかなりツボにはまって手当たり次第に読んでいたので、作品の発表された時系列という点で考えたことがほとんどありませんでしたが、いざこうして発表順に読み返してみると、第一作の『ボッコちゃん』の時点で鋭すぎるほど人間や文明の本質を射抜いていることに背筋が寒くなる想いを感じます。中学生のころはあまり深刻にならずに夢中になって読んでいたような気がするのですが。

 

とりあえずものすごい分量なので、しばらく楽しめそうです……とか思ってたら、「未発表の作品群が発見されて、近々『つぎはぎプラネット』の題で出版される」なんてニュースもありましたけどね。

 

星新一 ショートショート1001

http://www.amazon.co.jp/dp/410319426X/