PCアップグレードでアタフタ

Windows 10の無償アップグレード期間の終了日が近づいてきましたね。
個人的には、頃合いを見てWindows 10にするつもりだったのですが、
・Cドライブの空き容量が心許なくなっていること
・その上、結構前から「普通SSDでそういうエラーは出ない」と詳しい人に言われるようなエラーが出ていること
・ネットの情報を見ると、ライセンス認証がややこしいタイプのソフトでは、上書きインストールだとけっこう面倒なことになりそうなこと
と いった点が気にかかっていたので、5月くらいの時点で「6~7月で作業に余裕がある時期に、内蔵ストレージを全部交換した上でWindows 10をクリーンインストールする」ことにしていました。7月上旬から1週間くらいかけてだいたいの環境を整えられたのですが、その際いくつかドタバタがあ りましたのでちょっと記しておこうかと思います。
まず、6月下旬にそこらへんの作業をするつもりでいろいろ通販で注文したら、HDDの商品確保が遅れに遅れ、作業しようと思っていた週末までに手元に届かなかったのがケチのつき始め。
ようやく各種パーツが揃っても、仕事の都合などでしばらく作業できず、早く届いたパーツについては10日以上放置していました。「初期不良だったらどうしよう」とヒヤヒヤしたものです。
そ んなわけで7月になりようやく作業開始。まずはSSD1台とHDD2台を換装……しようと思ったら、自分で組み立てたPCじゃなかったのでどうすれば交換 できるのか少し悩みました。次に新品のPCを導入するときは、コンパクトなタイプはやめておこうと思いましたね。MicroATXでもパッと見だと結構迷 います。
し ばらく取り外しと取り付けに試行錯誤したのちに無事3台のディスクを内蔵に成功し、Windows 10のインストール作業に入ります。これはまあそこそこ時間がかかるくらいでスムーズに行ったと思いきや、2台あるHDDのうち1台がMBRディスクに なってしまい、一部の容量しか認識しません。コマンドプロンプトを利用したGPTディスクへの変換方法を検索して試してみたのですがうまく行かず、同じく 検索して見つけたユーティリティーソフトで変換を試みたところ、Cドライブもおかしくなり、Windowsのインストールも早々に起動しないPCが出来上 がってしまいました。仕方がないので、せっかく組み立てたケースをまた開けてHDDの接続を外し、SSDのみを認識させた状態にしてWindowsをイン ストールし、そののちに配線し直してHDDの領域確保したら無事2台とも全容量を認識しました。そんなわけで、Windowsをクリーンインストールした はずなのに、「Windows.old」フォルダがあるというトホホな状態になってしまいました。これ、消しても大丈夫だと思うんですけどどうですかね。 まあ、1ヶ月くらいで消去されるはずなのでしばらく放置しておこうかと思います。
「Windows のインストールが終わったら各種ドライバーのインストールだよね」と思って、あらかじめマザーボードのメーカーサイトから必要と思われるソフトをダウン ロードしてUSBメモリに入れておいたのですが、結局Windows 10自体が必要なドライバーをすでにインストールしていたので、当方の環境ではこの作業は不要でした。でも、光学ドライブのドライバーの日付が2006 年ってのはなんかおかしい気もするのですが、どうなんでしょう。心なしかディスクの読み込みが遅いような印象もあります。
Windows のインストールが終わったら、その他の必須ソフトのインストールです。「セキュリティソフトはマルチライセンスだし、あと1年くらい有効期間あるしインス トールファイルもあらかじめダウンロードしておいたから楽勝だろ」と思いきや、パッケージに記載されているシリアルナンバーだけではライセンスの有効化が できないということに気づいて背筋が冷たくなりました。あわててGmailで登録情報を検索。最終的になんとか必要な情報を見つけ出せてホッとしました。
ディ スプレイを2台使っていて、サブのディスプレイの方は必要なときだけ電源を入れるという使い方をしているのですが、いくらディスプレイの設定しても、「設 定」画面だけはサブのディスプレイにしか表示されないという謎の不具合が。そのうちアップデートで解決されたりするのでしょうか。まあなんだかんだでコン トロールパネルのお世話になることが多いのですが。
「オ フィスソフトは無いと困るけど、あまり込み入ったこともしない」ということでキングソフトオフィスを使っています。これは1度購入したときのシリアルナン バーで最新版が使えるというなかなかユーザーに優しいシステムなのですが、以前にフォントが同梱版を買ったのでまずはそのバージョンをインストール。そう したら、K Driveなる、「すでにサービスを終了したオンラインストレージ」が一緒にインストールされてしまいました。アンインストールしてもエクスプローラーに 残骸が表示されてなんだか気持ちが悪いです。ネットで検索しても、「アンインストールがうまく行かない」という書き込みがあり途方に暮れていたのですが、 あきらめてセットアップ作業に戻り全然関係ないソフトをインストールしたらいつの間にか残骸は消えていました。別のソフトをインストールすることによって システムの辻褄が合わない部分が矯正されたのでしょうか?なんともミステリアスです。
そ んな感じで、最低限使えるようにするのは1日弱で済みましたが、そこから音楽制作関係ソフトのセットアップに1週間近くかかりました。ライセンスまわりが 面倒くさいソフト多いんですよね。あ、iTunes関連のファイルを、「ここらへんのファイル全部上書きすれば今までのライブラリー認識して使えるだろ」 と思ったらウィンドウサイズも以前の環境で不格好に最大化されたのが引き継がれちゃったのがちょっと残念なポイントかな。
そんなわけでWindows 10環境に移行したわけですが、
・音楽制作関係の古いソフトで動かなくなるものが出るかと思ったけど、今のところ大丈夫っぽい
・Groove PlayerでApple Loselessファイルが再生できるのは便利
・スタートメニューは、いろいろなソフト使い分けるには手間が多く感じるけど、カスタマイズできるのかな
と いう感じで、使用感としては悪くないです。あ、ウィンドウのデザインがあっさりした風味に変わりましたが、個人的にはこれ好みです。とはいえ、「10年以 上前に更新が止まっていて、配布も終了しているデザイン系のソフト」はどう頑張っても正常に動きませんでした。今のところ困っているのはこれくらいかな。 そんなわけで、「そこまでしてWindows 10へのアップグレードを拒むこともないじゃないか」という気もするのですが、まあ特定のソフトが動かなくなる問題は当方でも起こってはいますし、シビア な用途で使っている人にとってはそうお気楽なことも言ってられないのかな。あと、今までだったらWindowsのメジャーバージョンアップに相当するよう な変化もWindows Updateの範疇で行われるわけで、今回構築した環境が将来的にいつまで安定して使えるかは未知数ではあります。でもそういう状況を不安がりつつもどこ かワクワクしてしまうのは、PCオタク気質があるんですかね。あんまり意識してないんですが。
そ んなわけで、導入過程でアタフタしたけどWindows 10で結構快適に使えてますよ、という話だったのですが、ここまで書いてプリンターのドライバーをまだインストールしてないことに気づきました。あれ確か 結構手順面倒だったんだよな……。マニュアル引っ張り出して確認しないと……。

と いうわけでドタバタした日々はもう少し続きそうです。あ、あと「延々と音楽制作ソフトのセットアップをする」っていうのもあんまり音楽的な作業じゃないで すね。なんだかアタマがそういう作業に適したモードになったような感じで、音楽制作環境が整って数日経つはずなのになかなか音楽作る気分になりません、っ ていうのはあまりたちのよろしくない言い訳でしょうか。