やっぱり、やっておけばよかったね

「生きてさえいれば、取り返しのつかないことなんてそんなにないんですよ」とは、数年前ある人から言われた言葉。何かと取り越し苦労をしたり、物事を否定的に考えすぎて身動き取れなくなる傾向があるぼくにとって、何か救われるような気分にしてくれる言葉でした。

 

とはいえ、やはり生きていると「ああ、やっぱりあの時こうしておけばよかった」という思いにとらわれてしまうのもまた事実。ここ数年後悔していることは何と言っても、、Windows版の『ベストプレープロ野球』を買わなかったことですね。ざっと調べた限り、監督シミュレーションタイプの野球ゲームの新作ってここ数年出てないようですしね。

 

で、もうひとつ後悔していることがこれから書くことです。

 

検索エンジンの検索結果は国(というか、言語や地域?)によって違ってくるわけですが、何年前だったでしょうか、「中国のGoogleでは『民主主義』が検索できない」という話を耳にしました。いや、たぶんネットの記事で見たんだから、「目にしました」だな。

 

その話が妙に気になって、中国ドメインのGoogleかYahoo!にアクセスして、「民主主義」と検索してみると、トップに

 

朝鮮民主主義人民共和国

 

というリンクが表示されました。

 

「あーなるほど。そういうことね」と思って、すぐにその検索サイトを立ち去り、何かほかにそのとき気になっていたことを調べ始めたのです。

 

ですが、年月が経つにつれ、「あのリンク先にはどういうサイトがあったのだ?」という疑問が湧いてきました。だいたい、普通に検索サイトで「朝鮮民主主義人民共和国」なんて検索したところで、上位に表示されるのはWikipediaの該当ページだったりするわけです。検索語句が「日本国」であってもそれは同じ。そもそも日本の場合、「首相官邸ホームページ」はあっても「日本国のホームページ」なんてのはないわけですよね。

 

そんなわけで、「ああ、あの『朝鮮民主主義人民共和国』というリンク先には何があったのだろう。もしかすると、『朝鮮民主主義人民共和国のホームページへようこそ!我が国は偉大なる総書記の指導の下で強盛大国への道を歩んでおります』とか『あなたは○○○○○○○○人目の主体思想の実践者です』みたいな記述があったのではないだろうか」などという妄想にふけりつつ、リンク先を見に行かなかったことを後悔している今日この頃です。