PANDORAの箱あけたら

どうも、海の向こうではPANDORAなるインターネットラジオサービスが人気を博しているようで、その話を聞くたびに、「なんとか日本で利用する方法ないのかな」なんて思ってたのですが、検索してみると、以下のブログ記事にある方法で日本からでも利用できるようです。

 

音楽聴き放題の『Pandora』が日本でもアドオンで利用可能に

http://d.hatena.ne.jp/RyoAnna/20121108/1352301661

 

「自分好みの(可能性が高い)音楽」を聴くことができるという仕組みに興味があったわけですが、確かに今まで知らなかった自分好みのミュージシャンに遭遇できました(ので、ここ2~3日別のストリーミングサービスでそのミュージシャンのアルバムを聴きまくってました)。未知のよい音楽に出会う仕組みとして、以前ここでも取り上げた22tracksというサイトをよく利用しているのですが、そういえば22tracksで音楽聴いてて、「あ、この曲演奏してるの誰だろう?」という反応を引き起こすほど引き込まれる音楽に出会ったことってまだなかった気がするので、それだけPANDORAの仕組みがよくできているということなのかもしれません(まあ、試してみてすぐに好みのミュージシャンに出会えたのは「運がよかった」という面もあるのでしょうが)。

 

それで思ったんですよね。YouTubeが古今東西の音楽のデータベースと化していて、「YouTubeにない音楽はこの世に存在しないも同然」なんて意見を目にしたこともあるのですが、ミュージシャンサイドから自分の音楽を知ってもらうための手段としては、YouTubeに自分の曲があるかどうかより、PANDORAのデータベースに自分の曲があるかどうかの方がはるかに重要なんじゃないのかな、って。YouTubeは能動的に見つけてもらわないと聴いてすらもらえない可能性が高いですけど、PANDORAのようなシステムなら何かの拍子に聴いてもらえる可能性、さらにはもしかしたら気に入ってもらえる可能性があるわけですから。

 

ということで気になって、自分をはじめ何人か知っているCD Babyを利用している日本人ミュージシャンをPANDORAで検索してみたのですが、見事に見当たりませんね。メジャーで展開しているJ-Popミュージシャンはチャンネルが開設されている人もいたのですが。まあ、ざっくり調べてみた限り、PANDORAに自分の曲登録するのはそれなりに高いハードルがあるようなのですが。

 

いずれにせよ、新しい音楽に出会う手段としても、インディーズミュージシャンが世に出る手段としても、興味深いサービスであることは確かなようです。