とある女性ミュージシャンに関するよしなし事

ども、kotaro(@kotaronline)です。

 

「それほど活発に活動しているわけではないけど、まあまあ好きな女性ミュージシャン」がいるわけです。「ミュージシャン」って雑にくくるより、「シンガーソングライター」って書いた方が正確なのかな。まあこの記事中では、「ミュージシャン」で通します。

 

で、そのミュージシャンのどういうところが好きなのか、ということを人に説明しようとすると、こんな風になるんです。

 

曰く、「あの曲のサビで、普通だったらドミナントコードに進行するところをⅢ7に行って、そこから何事もなかったようにトニックに戻ってくるのはなかなかできない」

 

曰く、「あの曲の歌の隙間で奏でられるエレキベースのフレーズがたまらない」

 

要は、「自分が同じような曲作ろうとしても同じようにはできないな」と感じるところを、「非凡な才能」と見なして、「スゲーなこの人」と思っていたわけです。わけなんですが、ちょっと考えてみたらこうも思ったわけです。

 

「要するに、このミュージシャンがすごいんじゃなくて、周りのミュージシャンがすごいだけなんじゃないか?」

 

まあそう思ったからといって、楽曲のよさが損なわれるわけではないんですけどね。

 

で、かなり寡作なミュージシャンなこともあって、「ときどき思い出したように曲を聴き返す」日々が続いたわけですが、月日が経つうちに音楽活動への意欲が再燃したのか、作品発表が活発化した時期があったんです。

 

そんなとき、「ピアノ弾き語りによるセルフカバーアルバム」が発表されたので、CDを入手して聴いてみました。そうしたら、「え!? この曲にこういうコードつけてリアレンジしちゃうの!? やっぱりただ者じゃないわこの人」とあらためて非凡な才能を見直した……はずだったのですが、ブックレットに載っているクレジット表記を見ていたら、ピアノアレンジは別なアレンジャー氏がついていました。「さすが音大卒は違うなー」と思って感心していたのに、思わぬ肩透かしです。

 

まあそんなわけで、またしてもこのミュージシャンをどう評価していいかわからなくなったような気もするのですが、「才能ある人を周囲に引きつけるのも才能のひとつなのかな」ということでなんとなく納得しています。いろいろ好きな曲があることには変わりないし。

 

……ところで、ここまでの文章で、「このミュージシャンが誰か」ってわかるものでしょうか? わかった方はぜひコメントを(^_^;)。

 

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