『天才たちの日課』を読んで、曲作りのあるべき姿について考える

ども、kotaro(@kotaronline)です。

 

しばらく前に、『天才たちの日課』という本を買いまして、何度か読み返しています。

 

天才たちの日課

https://www.amazon.co.jp/dp/B01M70KAK0/

 

正確に書くと、「まず紙の書籍を買ったのだけど、Kindle版が安くなっていたのでそちらも買い、電子版のほうが持ち運びに便利なので、紙の書籍は手放した」ということになりますかね。さまざまな創作者の創作活動の様子について書かれた本です。着想を得たり、創作を継続するための方法や工夫は本当に人それぞれで、読んでて飽きません。

 

取り上げられている創作者は、「文筆家が多めかな……」という気はするのですが、作曲家も何人か登場します。で、作曲家というと、「インスピレーションに任せてさらさらとメロディーを書き上げる」なんてイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、文中に現れる姿は、「なんとかして確保した仕事時間に、あーでもないこーでもないと試行錯誤している」という人が多い印象です。

 

偉大な作曲家のそういう様子を知ると、自分自身が普段「アイディアが出てこない」とか「どうも気が乗らない」とか言ってるのがちょっと恥ずかしくなってきます。やっぱり、「アイディアをなんとかしてひねり出す」という作業も必要なのでしょうか。

 

とはいえ、アイディアを具現化するには、なんというか、「発芽するのを待つ時間」も必要かもしれません。まあぼくの場合、「待つ時間」を「ボーッとして過ごす時間」にしてしまいがちなのが問題なのですが。

 

まあでも、「実際に作業している時間」だけじゃなくて「待つ時間」というか、「無意識に考えてもらっている時間」というのもやっぱり重要なのだと思います。かなり以前から、「『The Long And Winding Road』のオマージュで、『A Wrong And Winding Road』っていう曲作りたいな」と思い続けていて、何年も特に進展せずにいたのですが、ある日ふとサビのフレーズが思いついてからは一気呵成に出来上がりましたからね。ちなみにこちらの曲です。

 

そういうわけで、「『創作にはこういう時間も必要なんだよ』と言いつつ、ネットその他の現実逃避に走る」生活はあらためよう、という「一体何度目かわからない」誓いを新たにするのでしたとさ。

 

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